代位弁済されて数年前に信用情報からは消えているため、クレカ審査が通っています
(※このページは2020年2月15日に更新されました)
この記事は下記のような方へ向けて書いています。
●:銀行系カードローンの返済を遅延している方
●:代位弁済された経験がある方
ケース:遅延していた借金を2年前に完済。5年たっていないのになぜかクレカが作れた
◆ケース
9年前に東京三菱のカードローンで返済を怠ってしまい、何年も連絡もせずにバックれてましてACサービスセンターというところから督促がしょっちゅう届いてました。
この借金は2年ほど前に完済しました。
明らかに事故情報に載りますよね?
ですが去年、三井住友のクレカを申し込んだら普通に審査通りました。住宅ローンを組みたいので全銀協とCICには開示請求しましたが、全て登録情報無しでした。
消費者金融系の事故なのでJICCに開示請求したら何か記録が残ってしまっているのでしょうか?
いろんな所に事故情報は共有すると書いてあるのですが、JICCだけに載っている情報もあるのでしょうか?
回答:ACサービスセンターから代位弁済されたためブラックリストから消え、クレカが作れたと思われます
ケースの質問から要点が3つありましたので、下記の3点に絞って解説していきます。
- 完済から2年しか経っていないのにクレジットカードが作れた理由
- 代位弁済の場合、ブラックリストはどれぐらいで消えるのか?
- 代位弁済分の借金は信用情報にのらないのか?
ここでいうブラックリストとは、一般的に信用情報機関の信用情報のことをいい、実際に”ブラックリスト”というものが存在するわけではありません。
1:完済から2年しか経っていないのにクレジットカードが作れた理由
通常、長期間にわたって遅延した場合のブラックリストは、借金を完済した日から5年間は信用情報に記録されブラックリストとなるはずです。
しかし、このケースの場合は完済から2年でクレジットカードが作れています。ということは信用情報には何も記録されておらずホワイトということです。
このケースではJICCは調べていませんが、情報共有されているためJICCもホワイトと言えます。
なぜクレジットカードが作れたかの理由は下記にあります。
◆ケース引用
9年前に東京三菱のカードローンで返済を怠ってしまい、何年も連絡もせずにバックれてましてACサービスセンターというところから督促がしょっちゅう届いてました。
東京三菱からカードローンを借りているはずなのに督促はACサービスセンターというところからきています。
これはカードローンの借金がACサービスセンターから代位弁済されたことを意味します。
この時点で、東京三菱の借金は代位弁済されているので信用情報には”代位弁済”と記録され、5年間はブラックリストとなります。
9年前に代位弁済されたあと、5年経ったのでブラックリストからは消えていたのでクレジットカードが作れたということです。
2:代位弁済の場合、ブラックリストはどれぐらいで消えるのか?
代位弁済が行われた場合、代位弁済から5年間は信用情報に記録され、その間はブラックリストとなります。
銀行系のカードローンは、回収リスクを回避するために保証会社を付けていることがほとんどです。この保証会社は消費者金融が引き受けることが多くなっています。
”ACサービスセンター”とはアコムのことで、銀行側は回収ができないと判断すると保証会社に代位弁済を依頼し、その後は保証会社が回収にあたるということになっています。
3:代位弁済分の借金は信用情報にのらないのか?
ACサービスセンターが代位弁済した借金は、ACサービスセンターが回収を行いますが、この代位弁済した借金については信用情報への記録はありません。
遅延しても信用情報には記録されないのでラッキーと思う人もいるかも知れませんが、一定の返済条件が決まっているわけではないため、一括返済を要求され延滞利息が請求されるのでかなり高くつくので、全くラッキーではありません。
◆消費者金融のブラックリストについてまとめた記事
参考:消費者金融のブラックリストはいつ消える?デメリットや期間など徹底解説
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