カードローン・借金の督促を無視したレベルごとに解説
この記事ではカードローン・借金の督促の内容を滞納した期間の無視レベルに分けて説明していきます。
無視レベル1:カードローン・借金を1週間滞納した
返済が遅れた場合、1週間ほどで支払催促の電話が来るようになります。
1週間程度では、まだ督促状は届くことはなく、ほとんどは携帯電話への電話です。
業者によりますが、1週間ぐらいであれば毎日電話がかかってくることはありません。
無視レベル2:カードローン・借金を1か月滞納した
1か月返済が遅れ、電話にも出ず、無視し続けると職場にも電話がかかるようになります。もちろんほぼ毎日電話がかかります。
この辺で1回目の督促状が届きます。
「貸付金の返済が滞っています。すみやかに返済してください。返済が難しい場合は連絡をお願いします」
などビジネス文書の丁寧な言葉で、自主的に返済をうながすような文章になっています。
無視レベル3:カードローン・借金を2カ月滞納した
2か月返済が遅れ、電話にも出ず無視し続けると、この辺で法的手続きをにおわす文章の督促状が届きます。
「ご返済いただけない場合は、法的手続きを行う場合があります」など、少し強めの言葉になります。
無視レベル4:カードローン・借金を3か月以上滞納した
ここまで来ると業者の堪忍袋の緒が切れます。
最後通告ともいえますが、内容証明郵便で「催告書」が届きます。この催告書の文面は、「借金を一括返済してください」という内容になっています。
無視レベル5「ラスボス登場」:催告書の期限から2週間以上無視した
実際に法的手続きを開始するのがこの辺です。
ここまで来ると業者からではなく裁判所(ラスボス)から「支払督促」または「訴状」が届くようになります。
封筒に「特別送達」と赤字で書かれた、本人が受け取らなければならない郵便で送られてきます。
参考:カードローンの借金を延滞し、督促を無視し続けたら簡易裁判所から「特別送達」が届きました
参考:消費者金融の督促(催促)は、3つのステップで取り立てが進む
無視レベル6「エンディング」:勝手に敗訴、そして強制執行
最後には訴状が届いて、それも無視し続ければ、勝手に裁判に負けたことになり敗訴が決定します。
そして最終的には強制執行され、給与の差し押さえや口座の差し押さえ、財産の差し押さえが行われます。
ここまで来ると、逃げずに無視し続けたツワモノと称賛に値しますが、ツワモノの末路は悲惨です。
無視レベル1の段階で、「ごめんなさい」と素直に謝っていれば、なんとかなったかもしれませんが、レベル6までくると、もう一切の情けはありません。通常の利息にくわえて、延滞利息もキッチリ返済しないといけません。
参考:消費者金融の借金を10年放置(延滞)していたら、強制執行文が届きました。この状態で債務整理できますか?
参考:消費者金融からの催促や督促状は無視しちゃダメです。給料の差し押さえは会社に来ます。
参考:借金返済に追われて、税金滞納し督促状を無視し続けたら、給料日に口座全額差し押さえられました
借金地獄経験者からのアドバイス
借金でも税金でも、滞納したとき一番やってはいけないのは無視です。無視したい気持ちはわかります。私も以前は無視してましたから。
ある時、たまたま出てしまった電話で担当者から言われたんです。
「私たちも鬼ではありません。連絡をくれれば返済の相談にも応じますし、少しであれば待ちます。」「無視されると、事務的に強硬手段をするしかないんですよ。」と言われました。
それからは、借金でも税金でも同じ、滞納するときは自分から電話をして、会って頭を下げるようにしています。今では、おかげさまで滞納しなくていい生活ができるようになりました。
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