ステップ1:消費者金融から電話での催促(さいそく)が始まる
消費者金融のカードローンなどの返済日(約定返済日といいます。)に約束通り返済ができなかった場合、期日から1週間以内に消費者金融から電話での催促があります。
早いところで3日ぐらいで電話がかかってきます。(ほとんどは声のきれいな女性の担当でやんわりとした口調です。)
このステップでポイントとなるのが下記です。
・出なければ、自宅などに連絡が行く(個人名を名乗る)
・基本的には本人以外には、絶対に連絡しない
消費者金融は、貸金業法によって「第3者に借金の事実を知らせてはならない」と決まっています。
「返済が遅れたら、親や会社にばらされる」などの心配は取り越し苦労です。
しかし、電話を無視し続けると勤務先へ個人名を名乗って電話がかかってくるケースもあるようです。
どんな事情があれ、電話がかかってきたら、必ず出る又は折り返し電話をして、現在の状況をつつみ隠さず話するようにしましょう。
ステップ2:消費者金融から督促状(とくそくじょう)が届く
■督促状が届くケースは以下のいずれかの場合です。
・ステップ1の「消費者金融からの電話での催促」を無視し続けた場合
・約束の返済日から1ヵ月から3ヵ月間、返済していない(常習者の場合、早ければ1ヵ月で届く)
・過去に何度も遅延を繰り返し、社内で管理対象になっている場合
督促状は、普通郵便で届きます。(法的な力はありません)
一人暮らしの場合は何ら問題がありませんが、親と同居している場合や配偶者がいる場合には、この時点でバレる可能性があります。
このステップでポイントとなるのが下記です。
・督促状は差出人が個人名で届く
・「親展」と赤字で入った違和感ある封書で届く
・怪しさ満点の手紙なので、家族が受け取った場合は開封率が高くなる
上で『貸金業法によって「第3者に借金の事実を知らせてはならない」と決まっています。』とご説明しましたが、消費者金融側は「親展」で送付していますので、落ち度はありません。
家族間で「親展」の封書を開けるかどうかは、その家族の価値観次第ですが・・・
普通はあけちゃいますよね(笑)
参考:アコムから全額一括返済を要求する催告書が届きました。5年以上経っていますが時効にならないのでしょうか?
ステップ3:消費者金融から催告書(さいこくしょ)が届く
催告書が届いたら最後通告だと思ってください。
消費者金融から届く催促の手紙では、最後になります。
この後の通知は、すべて裁判所から手紙がくるようになります。
このステップでポイントとなるのが下記です。
・文面はかなり厳しい内容になっている
・内容証明郵便で届く(証拠が残る)
・許してもらえる手段は一括返済だけ
・これを無視すると、裁判所から郵便が届くようになります
裁判所から届く手紙の内容は、ほとんどは差押え通知です。
銀行口座、給料などお金になりそうなものを差し押さえて返済に充てる手続が始まります。
ここまで来ると、どうにでもなれと腹をくくるしかありません(私も経験ありますが・・・)
金はとられても命はとられません。命があれば再起もできますし、自分が望めば幸せな人生にすることもできます。
これが人生最後じゃないので、これまでの借金は人生の勉強代と考えて、人生をイチからスタートしてください。
参考:カードローンの借金を延滞し、督促を無視し続けたら簡易裁判所から「特別送達」が届きました
参考:カードローン・借金の督促状を無視するとどうなる?無視レベルごとに解説します。
参考:消費者金融からの催促や督促状は無視しちゃダメです。給料の差し押さえは会社に来ます。
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