借金があって貯金をすることの無意味さ
「何かあった時のために」と言う意味で貯金を始めるのは、心構えとしてはいいことです。
住宅ローンは金利が安いので、住宅ローンを返済しながら貯金をするのは大賛成です。
しかし消費者金融からの借入がある場合には、この「何かあった時のために」は考えない方がいいです。
とにかく返済を最優先に考えることです。
それでは例を使ってご説明します。
■例
・消費者金融からの借入額:30万円
・利率:15%
・毎月の返済額9,000円
・毎月貯金しようとしている金額2万円
・貯金した場合にもらえる利息0.01%
上記の例を1年間ベースで考えると、消費者金融から借りている金額に対する利息は年間45,000円になります。
毎月2万円貯金して年間で24万円たまり、それに対して付いてくる利息はMAXで24円です。
■支払う利息は45,000円
■もらえる利息は24円
どう考えても、支払う利息を抑えたほうがお金は残りますよね?
参考:カードローン地獄から抜け出す!カードローンを完済する方法とは?
もし毎月の2万円を貯金じゃなく、返済に回していたら?
もし毎月の2万円を貯金じゃなく、返済に回していたら、24万円×15%=36,000円の利息が安くなります。
1年だからこんな金額ですが、これが2年3年となると額はすごいことになります。
毎月の返済額の内訳を知る
例で毎月返済額は9,000円となっています。
この9,000円の内訳を見たことがある人はいらっしゃるでしょうか?
借入当初の返済内訳の7割から8割は利息に充当され、残りが元本に充当されます。
※元本とは借りた金額のことです。
だんだんと返済が進んでいくうちに、この元本の返済割合が多くなるのですが、借入から1年ぐらいは元本がほとんど減りません。
9,000円返済しているのに、元本が減るのは毎月2,000円ぐらいです。
消費者金融のカードローンは元利均等という返済方式を採用しているので、借りた側は、必然的に多くの利息を払うことになっています。
毎月の余りが出たら、即返済すること!!
毎月少しでもあまったら貯金するのではなく、即返済です。
どんなメリットがあるかと言うと、毎月決まった金額以上に返済すると、その返済部分はすべて元金の返済に充当されます。
1、元金が減る
2、毎月の返済額の元金と利息の内訳が変わる(利息が少なくなる)
3、早く返済が終わる
いい事ずくめです。
毎月できるだけ多くの金額を返すようにすると完済までの道のりが近くなります。
参考:ギャンブルで消費者金融から借金を繰り返しています。完済するアドバイスをください。
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