(※このページは2020年4月7日に更新されました)
この記事は下記のような方へ向けて書いています。
●:おまとめローンを検討している方
●:おまとめローンの審査に落ちた方
●:ダブルワークをしていておまとめローンを検討している方
【ケース1】おまとめローンの審査に有利になるのは利用歴が長い会社?短い会社?
質問:消費者金融2社をおまとめローンでまとめたいが利用歴が長い方と短い方では、どちらが審査に有利でしょうか?
◆ケース
現在、金融会社2社にキャッシングをしています。
・アコムに約50万円:利用歴2年弱
・プロミスに約10万円:利用歴2ヶ月弱
今回、どちらか一社におまとめローンを組もうかと検討しています。
アコムは利用歴が長いので金利を下げてくれるなら、アコムにおまとめをしようと考えているんですが、過去に1度事前連絡をした上で数日間遅延があります。
事前連絡をしていた場合の遅延でも、おまとめローンの審査に引っかかるでしょうか?
ダメなら少し金利の安いプロミスでおまとめローンにするなどの駆け引きなどはアコムに通用しますか?
現在の年収は約260万円になります。
回答:おまとめローンの審査に有利なのは利用歴が長い会社です
ケースの質問から要点が2つありましたので、下記の2点に絞って解説していきます。
- おまとめローンを申し込むなら利用歴が長い会社・短い会社どっちが有利?
- 事前連絡をしていた遅延は、おまとめローンの審査にどう影響するのか?
1:おまとめローンを申し込むなら利用歴が長い会社・短い会社どっちが有利?
このケースでは、下記の2件の略歴がありました。
◆ケース抜粋
・アコムに約50万円:利用歴2年弱
・プロミスに約10万円:利用歴2ヶ月弱
利用歴2年弱と2ヶ月弱なので、どちらかと言うと利用歴2年弱のアコムさんのほうが審査には有利になります。
ただ、長いと言っても2年弱なのでケースでおっしゃっているような、”金利を下げてくれるなら”的な交渉は難しいと思います。
あまり上から目線の交渉などはせず、素直におまとめローンを取り組んでもらえるだけでも良しとしましょう。
年収からするとおまとめローンの審査はギリギリのラインです。もう少し返済を進めてからのほうが審査が通りやすいでしょう。
2:事前連絡をしていた遅延は、おまとめローンの審査にどう影響するのか?
遅延は約定返済に反することなので、本来は良くないことです。
数日間の遅延であれば信用情報に記録されることもなく、ブラックリストになることもありません。
このように事前連絡をして約束どおりに返済をすることで、かえって信用を生むことがあります。
事前連絡や約束通りの返済は、社内の記録に残るため、単純な遅延とは違い、審査にマイナスになることはないでしょう。
【ケース2】おまとめローンの審査に有利になるのは借入件数が多い方?少ない方?
質問:3社でまとめるより借入件数を減らしておまとめローンの方が審査は通りやすいでしょうか?
◆ケース
消費者金融三社からそれぞれ15万、10万、30万と借りてます。
銀行系のおまとめローンに申し込み、審査が通れば一気に三社を返済したいと考えてます。
審査を申し込みする前に現在三社のまま申し込みするより、10万の消費者金融から15万をかり、15万の消費者金融を全額返済し、2社の状態で申し込みした方が審査は通りやすくなるのでしょうか?
回答:借入件数は少ないほうが審査に有利です。2社に減らして、おまとめローンしましょう
ケースの質問から要点が2つありましたので、下記の2点に絞って解説していきます。
- おまとめローンの審査は借入件数が少ないほうが有利なのか?
- 銀行系おまとめローンは審査が厳しい
1:おまとめローンの審査は借入件数が少ないほうが有利なのか?
おまとめローンの審査は、以前はそんなに厳しくなくすんなり審査がおりていましたが、最近はどんどん厳しくなっているようで、借入件数が多いと審査に落ちる傾向があると言われています。
私の経験では4社から借りていても審査OKでしたが、いまは多くても3社。審査に有利にしたいなら2社がいいと言われています。
借入件数は多いより少ないほうが心象はいいので、減らせるのであれば減らしたほうがいいでしょう。
ただし、無理にヤミ金などから借りてきて減らすなど本末転倒なことはやめましょう。
◆おまとめローンについてまとめた記事
参考:多重債務者におまとめローンをおすすめする3つの理由とおまとめローンのメリット・デメリット/おまとめローンの3つのデメリット:おまとめローンの審査が厳しい
2:銀行系おまとめローンは審査が厳しい
これは昔から言われていることですが、銀行系のおまとめローンは特に審査が厳しいと言われています。
そもそも銀行が想定しているおまとめローンは他銀行のカードローンをおまとめするなどのレベルです。消費者金融から借りているカードローンをまとめることは想定していないため、消費者金融からの借入という時点で否決されることがあります。
以前、東京★銀行がおまとめローンの電話受付をしていたころに4件のおまとめローンができるかどうか問い合わせをしました。
当時年収は高かったので属性などは申し分なかったのですが、”消費者金融”と聞いた瞬間に担当者のトーンが下がったことがあります。
◆銀行系おまとめローンの審査に関する記事
参考:銀行系おまとめローンの審査に落ちる4つの理由と3つの審査対策
【ケース3】おまとめローンの審査に有利になるのは勤続年数10年か3年?
質問:Wワークをしています。勤続10年で年収100万円と勤続3年で120万円。どちらで申告したほうがいいのでしょうか?
◆ケース
10年前に勤め始めたパート先では年収150万円あります。
150万円では生活ができず、3年前に夜の仕事もはじめました。
そちらの仕事は短時間ですが年収150万円あります。(水商売ではありません)
現在、借金が消費者金融1件とクレジットカードのキャッシング2件があり、これらをおまとめローンでまとめたいと思っています。
理由は返済日が3件ともバラバラで管理まで頭がまわらないためです。毎月の返済はある程度余裕をもって払えています。
回答:おまとめローンの審査は勤続年数10年の方で申告しましょう
ケースの質問から要点が2つありましたので、下記の2点に絞って解説していきます。
- おまとめローンの審査は勤続年数が長いほうが有利なのか?
- 年収は2ヶ所合算した所得証明が必要になります
1:おまとめローンの審査は勤続年数が長いほうが有利なのか?
勤続年数はおまとめローンなどの借金の審査をする上では重要なポイントとなります。
どちらが有利かは当然ですが、勤続年数が長いほうが有利になります。
なぜかと言うと、勤続年数が長いと毎月の収入が安定しているし、毎月の収入がなくなる可能性が少なく、返済もしっかりとしてくれるだろうと判断されるためです。
そのためダブルワークの場合は、勤続年数が長い方で申告しましょう。
2:年収は2ヶ所合算した所得証明が必要になります
2ヶ所から給与をもらわれているので確定申告はされていると思います。
どちらかの会社の源泉徴収票では年収が片方だけのため、収入証明として使うと年収が少なくなるため審査に不利になります。
この場合は、確定申告後の確定申告書の控え(税務署の受領印があるもの・電子申告の場合は受付番号があるもの)又は所得証明(市役所で交付)が必要になります。
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