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銀行系おまとめローンの審査に落ちる4つの理由と3つの審査対策

銀行系おまとめローンの審査に落ちる4つの理由

(※このページは2020年3月31日に更新されました)

この記事は下記のような方へ向けて書いています。
●:銀行系おまとめローンの審査に落ちた方
●:おまとめローンやリスケ、法的整理を検討している方

1:預金口座がない(申込みした銀行と取引がない)

最近ではおまとめローンを扱う銀行が少なくなってきました。
それだけリスクが高いローンなので審査は厳しくなります。

審査に落ちる4つの理由の1番目にこれをもってきたのは、ローン返済には預金口座が必要なのは当然ですが、預金口座が信用の第1歩になります。

預金口座があれば給料の状況や貯金の状況、お金にシビアな人なのかルーズな人なのかなどがわかります。このように預金口座には様々な情報が隠れているため、一つの審査対象になっていると言われています。

今からおまとめローンを申し込もうという銀行に預金口座がない場合は、審査に不利になると考えてください。

2:給料等の収入の安定性がない

毎月決まったところからの一定の収入があることが審査の条件です。

正社員雇用の人は勤め先から毎月一定の日に給料が入っていきますが、パート・アルバイトなどの非正規労働者は突然仕事がなくなる可能性があるため、これを理由に審査で落ちることがあります。

そのため収入が安定しているかどうかは次の2つの基準によって判断します。

基準1:非正規労働者は安定性がない

非正規労働者の場合は収入が安定していないと見られます。
非正規労働者には、パート・アルバイト、契約社員、派遣社員、自営業者、フリーランスなどが該当します。

ただし、非正規労働者でも勤続年数が3年以上の場合は、解雇・退職の可能性が減るため安定しているとみなされます。

基準2: 勤続年数3年未満は安定性がない

勤続年数が3年未満は安定性がないと見られます。
3年という基準は金融機関各社で違うようですが、大手の銀行でも3年を基準としているところが多いため目安として3年と考えておきましょう。

3:複数社から借りている

金融機関は複数からの借入を嫌います。
借入が1社にまとまらないということは、お金が必要な人で、さらに毎月の返済額が多くなり返済ができなくなる可能性が高くなるからです。

そのため4件以上の借入がある場合は審査に通りにくくなります。(絶対にダメではありませんが審査に落ちる確率は高くなります)

4:遅延などでブラックリストになっている

ブラックリストとは、一般的に信用情報機関の信用情報のことをいいます。

返済を61日以上連続して遅延している場合には、遅延ブラックといい、5年間はほとんどの審査に通らなくなります。

消費者金融と銀行などの金融機関は信用情報機関が違いますが、CRINというシステムにより、一部情報が共有されており、遅延ブラックのもととなる延滞情報も共有されています。
そのため”消費者金融での金融事故だから銀行の信用情報には関係ない”なんてことはありませんので注意してください。

自分の状況が不安な方は下記にブラックリストについてまとめた記事がありますので参考にしてください。

◆消費者金融のブラックリストについてまとめた記事
参考:消費者金融のブラックリストはいつ消える?デメリットや期間など徹底解説

銀行系おまとめローンの審査に通るための3つの審査対策

銀行系おまとめローンの審査に通るために3つの審査対策があります。
自力でできるもの、時が解決してくれるものとありますが、コツコツ積み重ねていくことで審査属性はよくなりますので、諦めずに対策していってください。

それではこれから3つの審査対策を説明していきます。

対策1:給与振込口座のある銀行へ申し込む!

銀行と有利に交渉する時の鉄則とも言われますが、給与振込口座がある銀行は審査が通りやすくなります。

1番の理由は返済が滞ったり、何かがあった場合にすぐに口座を押さえられるというところが銀行の利点となります。
その他にも給与振込口座は利点が多く、銀行独自のポイントサービスの対象になるのも給与振込のため、いかに銀行が給与振込口座を欲しがっているのかがわかります。

対策2:借金の本数・件数を減らす!

銀行などの金融機関は借金の本数・件数が多いのを嫌います。

金融機関によって基準は違いますが、おおむね借入先が4件以上あると審査に通りにくくなるので、借金の本数・件数を減らして審査に通りやすい属性を手に入れましょう。

借入件数が3件だから絶対大丈夫というわけではありませんので、できるだけ少なく、借入先をまとめてから審査にのぞみましょう

借入件数・本数が多いのはアウト!残枠を利用してまとめる

借金の本数・件数を減らす方法として組み換えがあります。
借入枠が空いていたらその枠を限度額まで借りて、残債が少ない借入を一括返済してしまいましょう。

残債が多くて一括返済できない場合は、無理せずに地道に返済していきましょう。

◆借入件数を減らすための「組み換え」テクニックの記事
参考:借金地獄から抜け出すための心構えと借金完済ステップ
 ⇒②借金の「組み換え」で毎月の返済額を減らす
 

対策3:ブラックリストは待つしかない!

審査対策としてどうしようもないのがブラックリストです。
ブラックリストになるとどう頑張っても待つしかありません。

ブラックリストとの種類によって期間が違いますので、下記のそれぞれに応じて消えるのを待ってください。

申込みブラックは6ヶ月待つ

同時期に複数の金融機関へカードローンの申込みを行った場合、申込みブラックと呼ばれるブラックリストになります。

この場合は、6ヶ月待たないとブラックリストから消えません。
この期間はどう頑張っても審査に通らないので我慢して待ってください。

遅延ブラックは5年待つ

61日以上連続して返済が遅延した場合、遅延ブラックと呼ばれるブラックリストになります。

この場合は、5年間待たないとブラックリストから消えません。
この期間はあらゆるローンの審査に通らないので我慢して待ってください。

法的ブラックは5年~10年待つ

自己破産や個人再生などをした場合、法的ブラックと呼ばれるブラックリストになります。

自己破産や個人再生の場合は10年間待たないとブラックリストから消えません。

全銀協の場合は、任意整理は事故情報として記録されず、保証会社による代位弁済があった場合にのみ信用情報に登録されブラックリストとなります。

この期間は、あらゆるローンの審査は通らないので我慢して待ってください。

銀行系おまとめローンの審査に関するよくあるケース紹介

銀行系おまとめローンの審査に関するよくあるケースをご紹介していきます。
詳細内容についてはリンク先の記事で詳しく紹介しておりますので、気になる記事がありましたらお読みください。

給与振込口座がある銀行で審査を受けるケース

多重債務者は給与振込口座がある銀行でカードローンを組むのを嫌がる傾向です。というのも、会社にバレてしまうのでは?という心配があるからです。

しかし、昨今は法令遵守(コンプライアンス)が徹底されているため、このような個人情報は一切会社に報告されません。

この章では、給与振込口座がある銀行で審査を受けるケースをご紹介していきます。

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