【ケース1】年収以上の借金をおまとめローン。審査に通る年収の目安はあるのか?
(※このページは2020年4月13日に更新されました)
この記事は下記のような方へ向けて書いています。
●:年収が激減して困っている方
●:おまとめローンやリスケ、法的整理を検討している方
質問:転職で年収が激減。おまとめローンの審査に通る年収の目安はありますか?
◆ケース
年収120万円(見込)で消費者金融3社から94万円、クレジットカードから28万円の借入があります。
今年始めに、歩合給があるとのことで年収500万超もラクラクという甘い言葉に乗って転職したのですが全く稼げないままで、最低保障の毎月10万円が私の収入となっています。
いまかなり返済が厳しくなっていて生活ができないレベルまでになっています。
おまとめローンを検討したいのですが、審査に通る年収の目安とかありますか?
回答:おまとめローンの審査に年収の目安はありません。返済負担率を目安にしましょう。
質問内容から要点が2つありましたので、下記の2点に絞って解説していきます。
- おまとめローンの審査に通る年収の目安はあるのか?
- 返済負担率は20%以内と言われている
- 給料の回復の見込みがなければ法的整理も検討すべき
1:おまとめローンの審査に通る年収の目安はあるのか?
おまとめローンの審査に通る年収の目安はありません。
おまとめローンの審査では、返済ができるかどうかが重要なポイントとなるため、現在の借金を返済できるだけの年収があるかどうかで審査されます。
現在の借金の94万円+28万円で考えると、年収120万円でおまとめローンをするのは厳しいでしょう。
年収の目安はありませんが、一般的におまとめローンをする場合には、返済負担率は20%以内が望ましいと言われていますので次の章で解説します。
2:返済負担率は20%以内と言われている
返済負担率とは次の計算式で計算します。
年間の返済額 ÷ 年収 ✕ 100 = 返済負担率(%)
年収に対する年間の返済額の割合のことをいいます。
このケースを例に計算してみましょう。
◆計算例:おまとめローンをした場合の返済負担率
借入希望額94万円+28万円=122万円
※返済条件は一般的な5年(60回)、年利率15%で計算
毎月の返済額29,023円 ✕ 12ヶ月 = 348,276円(年間の返済額)
年間返済額 348,276円 ÷ 年収 1,200,000円 ✕ 100 = 返済負担率 29.0%
このように返済負担率は29%となっています。
あくまで返済負担率は目安ですが、20%を超える状態であれば、まず審査は通らないと考えてください。
3:給料の回復の見込みがなければ法的整理も検討すべき
現在の年収120万円であれば、返済はかなり厳しい状態になると思います。
ズルズルと返済ができなくなる前に、年収を増やす努力をするか、どうにもならなければ法的整理も検討してください。
営業獲得ができて歩合給が加算されるようになればいいのですが、自分と向き合ってみて無理だと判断された場合には、まずは転職。
転職しても返済ができないようになれば、法的整理を検討する順番がいいでしょう。
何事も決断は早いほうが良いです。
◆おまとめローンについてまとめた記事
参考:多重債務者におまとめローンをおすすめする3つの理由とおまとめローンのメリット・デメリット
この記事へのコメントはありません。